カバレッジを読んでいる時はとても面白く興味深く感じていたのだが、やっぱりどうしても引っかかってしまう部分がある。
《機知の戦い》デッキは有名なプロ・プレイヤーが使用し、そのうち2人が初日をベスト8で折り返していて、そのまま総合でもトップ8に入賞した。
これは《機知の戦い》デッキが十分にスタンダードでも有用であることの証左ではあるのだが、
《さまようもの》だ。
人によって、このカードが《機知の戦い》デッキに入っている事に抱く感想は様々だと思う。
僕も記事を読んでいる時は、文字通りウィットに富んだチョイスだと感じたし、
この写真を見た時には、心底マジックをやってて良かったと思ったものだ。
(マジックをやっていなければ、何が面白いか分かるまい)
ただ、一晩経って良く考えてみれば、やはり《さまようもの》はおかしい。
確かに《機知の戦い》デッキは245枚という並外れた枚数のデッキにしなければならないし、そのうちのたった1枚をゲーム中に引く可能性というのは10ゲームに1回もないかもしれない。
それでも、無駄カードをデッキに入れても良いものなのだろうか。
これが普通の60枚デッキなら、ファイナルズというプレミア・イベントで、《さまようもの》をデッキに入れるプレイヤーはいないだろう。
それは勝ちを自ら遠退かせるものだ。
マジックは自分のデッキとプレイ・スキルをより最善に近付かせる競技なのだから、《さまようもの》はお呼びでない。
世間では、サイドボードに1枚だけ自分の好きなカードを入れて、お守り代わりにしている人も幾らか見かける。
そういう考え方も分かる。
だが、純粋に勝ちを目指すなら、サイドボード15枚を余す余裕のあるデッキなどないはずだ。
僕個人の中の滞りは、《さまようもの》を浅原晃氏が使用してしまった事にもある。
浅原氏は、マジックプレイヤーには説明する必要のない、構築・リミテッド共に、実力に長けたプロ・プレイヤーだ。
注目されるのはその特異な構築技術で、独自のデッキを構築しては結果を残している。
この記事は2004年のファイナルズ決勝戦の模様だが、当時のスタンダード環境は、暴力的なまでの破壊力を持った親和デッキ、それに対抗できる緑ウルザトロン、親和に耐性を持ちつつ土地破壊ができる赤コントロールしかなかった。
そんな環境において、《すき込み》を搭載した斬新な緑デッキで優勝してしまったのが浅原氏だった。
マジックを始めて僕も長くなってしまったが、このデッキを見た時以上の衝撃は、今だにない。
浅原氏は独自のデッキを用いるだけでなく、マジックに対して真摯に打ち込む人物でもある。
今年の世界選手権で世界のトップ8に勝ち残った浅原氏は、他のプレイヤーがカジュアルな服装でプレイする中、スーツ姿で身を固めて試合に臨んでいる。
そのようなプレイヤーが、《さまようもの》を使ってしまった。
残念でならない。
ファイナルズは、日本国内での最高峰の構築トーナメントと銘打っている。
去年までは日本人は世界で勝てるプレイヤーなどいなかった。
黒田正城氏がプロツアー神戸で初のPTチャンプに輝いてはいたが、地元の利というものもある。
今年の日本人プレイヤーの活躍は、日本をマジックの中心レベルまで押し上げたのは間違いない。
その総決算である世界選手権は、日本人プレイヤーの独断場だった。
そういった世界でマジックをする経験を得てしまったプレイヤーにとっては、ファイナルズという国内最高峰のトーナメントは、近所のお店の草の根トーナメント程度に感じられてしまったのかもしれない。
そして勝てしまうものなのかもしれない。
僕が思うに、マジックほどプロとアマチュアの差が紙一重な競技は珍しい。
しかし、様々な大会がある中で、プロとアマチュアの戦績がはっきりと明暗を分けているというのも事実。
結局は、僕もまだまだ頑張らねば。
これは《機知の戦い》デッキが十分にスタンダードでも有用であることの証左ではあるのだが、
《さまようもの》だ。
人によって、このカードが《機知の戦い》デッキに入っている事に抱く感想は様々だと思う。
僕も記事を読んでいる時は、文字通りウィットに富んだチョイスだと感じたし、
この写真を見た時には、心底マジックをやってて良かったと思ったものだ。
(マジックをやっていなければ、何が面白いか分かるまい)
ただ、一晩経って良く考えてみれば、やはり《さまようもの》はおかしい。
確かに《機知の戦い》デッキは245枚という並外れた枚数のデッキにしなければならないし、そのうちのたった1枚をゲーム中に引く可能性というのは10ゲームに1回もないかもしれない。
それでも、無駄カードをデッキに入れても良いものなのだろうか。
これが普通の60枚デッキなら、ファイナルズというプレミア・イベントで、《さまようもの》をデッキに入れるプレイヤーはいないだろう。
それは勝ちを自ら遠退かせるものだ。
マジックは自分のデッキとプレイ・スキルをより最善に近付かせる競技なのだから、《さまようもの》はお呼びでない。
世間では、サイドボードに1枚だけ自分の好きなカードを入れて、お守り代わりにしている人も幾らか見かける。
そういう考え方も分かる。
だが、純粋に勝ちを目指すなら、サイドボード15枚を余す余裕のあるデッキなどないはずだ。
僕個人の中の滞りは、《さまようもの》を浅原晃氏が使用してしまった事にもある。
浅原氏は、マジックプレイヤーには説明する必要のない、構築・リミテッド共に、実力に長けたプロ・プレイヤーだ。
注目されるのはその特異な構築技術で、独自のデッキを構築しては結果を残している。
この記事は2004年のファイナルズ決勝戦の模様だが、当時のスタンダード環境は、暴力的なまでの破壊力を持った親和デッキ、それに対抗できる緑ウルザトロン、親和に耐性を持ちつつ土地破壊ができる赤コントロールしかなかった。
そんな環境において、《すき込み》を搭載した斬新な緑デッキで優勝してしまったのが浅原氏だった。
マジックを始めて僕も長くなってしまったが、このデッキを見た時以上の衝撃は、今だにない。
浅原氏は独自のデッキを用いるだけでなく、マジックに対して真摯に打ち込む人物でもある。
今年の世界選手権で世界のトップ8に勝ち残った浅原氏は、他のプレイヤーがカジュアルな服装でプレイする中、スーツ姿で身を固めて試合に臨んでいる。
そのようなプレイヤーが、《さまようもの》を使ってしまった。
残念でならない。
ファイナルズは、日本国内での最高峰の構築トーナメントと銘打っている。
去年までは日本人は世界で勝てるプレイヤーなどいなかった。
黒田正城氏がプロツアー神戸で初のPTチャンプに輝いてはいたが、地元の利というものもある。
今年の日本人プレイヤーの活躍は、日本をマジックの中心レベルまで押し上げたのは間違いない。
その総決算である世界選手権は、日本人プレイヤーの独断場だった。
そういった世界でマジックをする経験を得てしまったプレイヤーにとっては、ファイナルズという国内最高峰のトーナメントは、近所のお店の草の根トーナメント程度に感じられてしまったのかもしれない。
そして勝てしまうものなのかもしれない。
僕が思うに、マジックほどプロとアマチュアの差が紙一重な競技は珍しい。
しかし、様々な大会がある中で、プロとアマチュアの戦績がはっきりと明暗を分けているというのも事実。
結局は、僕もまだまだ頑張らねば。