クアラルンプール会議とユニオンの今後について
Raph
皆この報告を心待ちにしてくれているだろう。
私は今、アムステルダム空港で帰国の便を待っているところで、その時間にちょっとした要約を書いておこうと思う。
Frankもきっと自分の文章を書き始めている事だろう。
つまりこれは、起こった事と次の展望についての簡易報告だ。
親愛なるMeulders、Luis Scott Vargas、Frank Karsten、Ruud Warmenhoven、それと私が出席者。
質問の回答にはScott Larabee、Chris Galvin、Devin Low、Helene Bergeotが、それとユニオンの今後についても話し合った。
Frankがまとめてくれた議題は全て出した。
質問は、アマチュア賞、州選手権、プロプレイヤーズ・クラブ(全レベルの待遇:新レベル3含む)はどうなるのか、そしてプロツアーが1つ減らされた事についてもも。
回答は1つに集約できる。
Wizardsは賞金をより広く浅く割り当てたいと思っている(カジュアル・プレイヤーにも)。
一般層のプレイヤー数からすれば、彼らに賞金の多くが割り当てられるのが妥当と考えられる。
ここ数年における市場の伸び率は、Wizardsの満足するものではなかったため、もっと下層の方に焦点を当ててみたい。
予算は全く削減されていない、ただ配分が変わっただけだ。
Wizardsはこれらについて、我々の立場とは違うところで、この変更がプロツアーの件とは関係のないものだという。
彼らの望むのは、少数のスター・プレイヤーがいる健全なトーナメントであり、前レベル3の待遇は、決してプロツアー参加への意欲向上のためだけではない。
プロツアーの削減で上位のプレイヤーがゲームを離れるような事にはならないだろう。
それこそ、我々が彼らの形式が間違っていると考えてる箇所であり、今年のこの方式が定められ、レベル8がどのようなものかを私たちが知ったのが、試合真っ只中の年の暮れだったのは……。
情報交換の時間にて、この予算編成は年末(12月)に決定されるため、予算配分が確定する前にプロツアーの変更を発表する事が不可能だったと、Wizardsが明かした。
年度が始まる前に変更が知らされないのは、このためだった。
彼らは自分たちに相互理解が欠けている事を自覚していて、提案を広く受け付けるそうだ。
ここにユニオンができる何かがありそうだ。
ユニオンは今後どのような活動を取るか?
公式な承諾を受けるには、法的な事が色々ある。
Wizardsにより近付くとなると、弁護士の厄介になる以上の事になりかねない。
しかし、そこが我々が満足のいく到達点なら、Wizardsも我々と一緒に動いてくれると約束してくれた。
情報共有を進めると、また別の問題が出てきた。
Scott Larabee自身、このサイト(ここ)の事を知らなかったという。
これからは、どのサイトよりも先にここを訪れて、面白そうなアイデアを拾い上げてくれるだろう。
彼らの有益な資源になるに違いない、我々は無償奉仕だが。
ここからユニオンの次の一歩が始まる。
このフォーラムは緊急事態に対応して設置したものだが、形ある組織にする時が来ている。
フォーラムの名簿を作るのが立ち上げとして妥当だろうし、皆の関心も分かりやすい。
だが、我々は全ての事項を公にしなければならない。
誰が決定し、誰が代表をしているか、実名による組織となる必要がある。
我々を代表する方々は今よりもっと表に出る事になるし、より我々の意見に目を通さなければならなくなる。
これらの事がすでに話し合われていたのは知っているが、これからはおままごとでは済まされない。
Wizardsが全ての情報を明らかにする事はないが、彼らは信頼して話し合う相手を必要としている。
彼らから何かしらの情報を提供されるようになれば、我々の協力が実を結んだと考えても良いだろう。
故に、新たな組織が求められている。
これが今週の私の仕事だ。
実際にみんな登録してみよう。
それから、代表の選定とユニオンの規則の制定。
もちろんユニオンのサイトもだが、この構築についてはまたEvanと話してみる。
会議は期待以上に有意義だった。
Wizardsと我々の協力は長期的に見て良い結果をもたらすと、私は信じている。
我々はまだ走り始めたばかりだが、いつか素晴らしいゴールに到達できる事を!
詳しい情報は、Frankの報告を待ってほしい(すぐ掲載されると信じてるよ)。
もしくは、私に直接メールするか、ここで聞いてくれ。
すぐに返事できるかは分からないけど、できるだけやってみるよ。
Raph
RE:クアラルンプール会議とユニオンの今後について
FrankKarsten
うん、Raphの書き込みと金曜日に出たQ&A会議の要約があるから、多くは付け加えなくても良くなったかな。
Wizardsの立場がとても分かりやすく説明されている。
だが、ちょっとしゃべらせてくれ。
まず最初に、我々は、Wizardsにこのユニオンを提携パートナーとして承認させるという、1つの目標に到達できた。
Wizardsはいつでも私たちとの話し合いに応じ、参考にすると言った。
Scott LarabeeとChris Galvinから語られた情報はどれも貴重なものであり、我々がいつでも彼らと話せる事で、ユニオンからのフィードバックという形でのプロ活動の支援と、小規模な変更へ関与できるようになった。
しかし企業規約のために、彼らの業務について聞けた情報(予算とか売り上げのような数字)はほとんどなかった。
ユニオンの代表団という少人数にさえ口が堅くなるのは、蟻の隙間からもインターネットによって即座に世界中に広まってしまうからだ。
彼らが話した中で興味深かったのは、イベントの運営費で最も高く付いているのは人件費だそうだ。
その上、ユニオンも公式または正式には承認できず、ユニオンが主要予算編成に関わるのも認められないという。
Wizardsには、法的にヤバい借金が沢山あるに違いないぞ。
先の方針変更は、予算削減ではなく資金と人員の配置移動だとの説明を受けた。
変更の責任者はChris Galvin。
説明では、プロプレイヤーズ・クラブの予算は前年と変わらないという。
だが航空旅券の価格が高騰している例を取れば、削減と見れなくもない。
プロツアーの予算(1つ減った)と州選手権・アマチュア賞(これらはどうも、人員の拘束時間とか広告費とか、様々な形で金食い虫だったらしい。それでいて利益もプレイヤーもあんまり得られなかったと)の予算が浮いている。
今後は資金と労力を、もっと草の根に向けた新規プレイヤー開拓と、あとちょっとグランプリに回すらしい。
これが意味するのは、プレイヤーが対戦仲間を見つけられるデジタル・オブジェクトと、地元でのプレイを促すような企画(Gleemaxにほのめかされてる)に資金を投入するという事だろうが、現状ではまだ何も企画は実行されてないし、その幾つかは過去に失敗したものだってある。
Wizardsはもっと新規プレイヤーを呼び込み、また繋ぎ止めようとしている。
というのは、マジックは未だ高いプレイヤー転換率を見せているからだ(つまり、毎年止めていくプレイヤーの数を、新規プレイヤーによって補う必要がある)。
2007年度はあまり繋ぎ止めに成功したと言い難く、Chris Galvinが望んだ結果は見られず仕舞いで方針転換となった。
転換率に関して我々も考えねばならないのは、200人のプロツアー・プレイヤーは、数千人のプロツアー予選のプレイヤーに、そして数十万人のカジュアル・プレイヤーの基盤に支えられているという事だ。
告知のタイミングについて:
会社の予算規定のせいで、あれ以上早くにはできなかったらしい。
年間予定の組み上げはHasbro社が行っていて、そのせいで次の年の確定予算を知る事も同様に不可能だ。
しかし、年明けを最終期限にして変更概要を告知するよう彼らが努力できるなら、告知内容ももっとましに、今回みたいなあやふやな記事にならないだろうに。
PTQについて:
プロツアー毎の予選回数は少し増えるようだが、PTQ総数は前年よりも少し減少している。
Wizardsの展望について、彼らは:
−マジックを主な収入源としている人はいて欲しい。
しかし、大学を卒業して就職して稼げるだけの金額をプロに供給する事はできない。
−マジック・プレイヤー総数を増やしたい。
−転換率をもう少し低く、プロのスター・プレイヤーの継続率は高く。
彼らは草の根プレイヤーに分かりやすい広告塔になってくれる(インタビューやアイドル性、ゲームに対する信頼の向上により、新規プレイヤーを引き付けられる)。
例えば殿堂入り、これはスター・プレイヤーの回帰に一役買ってくれている。
−世界情勢が変わるような事がなければ、来年のプロツアーとプロプレイヤーズ・クラブの予算は大体同じだと思う。
プロツアーがなくなったらマジックは終わりだ。
−大きくなったグランプリを楽しんで、スター・プレイヤーたちと交流のある意欲的なプレイヤーは気にかけて欲しい。
でも、グランプリに全部参加して勝ちに行こうとしてるレベル6プレイヤーは気にしないで良い。
我々は、予算をかけずに競技プレイのシステムを改善できる可能性ついても話し合った。
例えばスポンサー。
しかしWizardsが説明するには、これまでにもスポンサー探しは行っていて、今現在も進行形なのだが、あまり良い成果は上がっておらず、なかなか良いスポンサーは見つからないそうだ。
プロプレイヤーズ・クラブの資金の分配方法(参加褒賞を減らさないでほしいとか)や、トーナメントのラウンド数を増やすとか(しかし、委託業者の業務時間が終われば帰ってもらわねばならない、という問題が常にある)、色々と話し合った。
我々に大きな変革ができると私は考えていないが、少なくともこのゲームやプロツアーを全ての関係者にとってより良いものにしていこうという意見を聞く事はできた。
我々は、先の変更について不安を感じている事を念押して、変更がいかにプロのグランプリへの参加意欲を減衰させ、PTQプレイヤーや他のプレイヤーに浸透していくか、その影響を説明した。
これに関しては、Scott Larabeeが我々とは別の見解を示した。
彼は、今年が終わる頃には昨年と同数程のレベル8がいると予想していて、加えて、ユニオンが危惧するシステム崩壊の予兆を掴めるよう、全てのトーナメントを厳密に監視していくそうだ。
以上が、今の段階で私が思い出して考えた事の全てだ。
我々とWizards双方は各々の限界を良く理解し、双方が挫折しないよう努めねばならないと、私は思う。
Scottは、多くの意見が1つに集うユニオンのサイトを喜んでいた。
建設的な相互理解と協力関係の第一歩に成り得る、実りある会議だったと思うよ。